形になった音と頭で鳴る音
大学時代のジャズ研の後輩でプロになった飯沼君というピアニストがいて、それはそれはすばらしいのだが、彼にスタンダード曲のコードを見てもらっていた時、指で鍵盤を押さえる形を作って、ああそうかと言ってコードを書いてくれるのです。彼に、指の形を作ると頭の中でコードが鳴るのかと聞いたところ、そういうことなんだそうです。これにはびっくりしましたね。
それで、ジャズ研OBで作っているメーリングリストに以下のような投稿をしましたので、今日はそれをアップします。読んでいただいている方も何か感じるところがあれば、コメントなりトラックバックをいただければと思います。
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特に、指の形ありきで、頭の中で音がリアルに鳴るというのはびっくり。しかも和音だからね、平均7つの音を出しているとしても、それが響いた時の音響イメージが頭の中に響くというのはすごいと、俺的には驚いたが、檜尾も含めてピアノ弾く人はみんなそうなのかな?
同じ形でも、楽譜というデジタル記号から楽器の指使いに変換すると言う作業は訓練しだいで相当できるというのは分かる。サックスだってそうだったが、比較的単純な脳と神経の協業というか、目で見た記号を鍵盤やキーの上の記号としての指の形に落とすということだもんね。仮に実際の音として楽器から出る前に、頭の中で音として鳴ってなくても、情報処理能力が優れていれば、できる人は少なくない。初見で楽器を弾けるのはこの能力が高いからだよね。
そういえば、当時のジャズ件でも、榊原さんという人が初見能力ではすごかったなー。金崎さんも一目置いていた。でも、これと、頭の中でリアルに音を鳴らすというのは違う能力なんだろうな。
楽譜から頭の中で音を鳴らし、歌うというのは単音で言えばソルフェージュだよね。康弘も一度書いていたが、俺も初心者向けで四苦八苦した記憶がある。これをコードでやる(同時に複数の音が鳴るので当然歌うことはできないが)、というのがそもそも難しいよね。俺には、せいぜいダイアトニックコードの響きが何とかおぼろげにイメージできるかなという感じ。
のだめカンタービレというクラシック漫画を読んだ人はいるかな?面白いのでお奨めだが、クラシックの指揮者がオーケストラの総譜を見て、頭の中で音を鳴らし、どう曲を作っていくか予習していくシーンとかが出てくる。想像もつかんが、実際、できる人はできるらしい。
飯沼の、鍵盤の押さえ方から、頭の中で音を鳴らすというのも、このバリエーションなんだろうな。楽譜≒鍵盤を押さえる指の形とすると、そう考えられる。
この辺、色々な楽器の人の意見を聞いてみたいね。ご意見待ってます。
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Jvocal



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