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    仙台定禅寺ストリートジャズフェスティバル 2008年9月13日

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2008年11月

2008年11月29日 (土)

今日のセッション

 今日は、一度ライブで歌わせてもらった高田馬場のサニーサイドのセッション(唱会)に行ってきました。最近どこも空いている印象があったのですが、超満員でインストも含め30人以上来たのにはびっくりしました。馬場という地の利のよさもあるのでしょうが、ママさんが感じがいいのでホストバンドやお客さんもいいので、あそこに行ったら楽しいことが多いというので皆来るんでしょうね。

 あまりにも混んでいたので10時過ぎに引き上げましたが2曲歌えました。最初は慕情を歌いましたが、当然練習のようには行かず練習ではスムースにできつつある高音ビブラートが安定しなかったですね。まあ、人前で歌うのは2回目なのでこんなもんでしょう。2曲目はMy Foolish Heartで、これも練習ではそこそこ説得力が出せたかなと思って人前初公開でしたが、テンポが自分のイメージより遅くなってしまったのが失敗しました。

 この曲は短いVerseがついているのですが、ピアノ伴奏だけでルバートだけにするほどでもないので、テンポを出してピアノと同時に歌い始めるというふうにしたのですが、遅すぎました。ピアノの責任ではなくて、遅いと思ったら私が修正しないといけなったです。まあ、さえぎって最初からやりましょうと言うのは中々難しいんですけどね。

 声の調子はイマイチでした。痰が絡む感じはなかったのですが、声を出してみると低い方は出なくて欲求不満になりました。その割に声はほめられたりしましたが、自分の中では、これは3ヶ月前の平均的な響きだという感じなので、うーんという感じでした。

 歌い手さんは10人以上来ていて皆さん個性的で面白かったし参考になりました。他の歌い手さんと話すのは楽しく、私もそうしていることがあるのですが、今日ちょっと気になったのは、他の歌い手さんが歌っている時に聴いていなくて近くにいる人と話している場面が目立ったことです。

 これは、自分の歌を集中して聴かれているより雑談もしている雰囲気の中の方が歌いやすいという歌い手さんもいるのは確かですが、私はわがままなのか「俺が歌ってる時は集中して聴けよ!」と思う方で(もちろん思うだけで決して口にしたりしませんよ!)、そういう歌い手さんもいると思うのでちょっと気になりました。それに、他の歌い手さんを聴くのはとても勉強になるのはもちろんですが、伴奏を聴いているだけでも、スキャットするとするとどういうコード感で捉えられるのか、どんなサウンドになっているのかも非常に勉強になります。

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2008年11月27日 (木)

ライブの集客

 今日練習の後メールをチェックしたら、前回セッションでご一緒した石部さんという女性シンガーさんから、「明日」高田馬場サニーサイドでライブをするんですが、その前にやった別の店にたくさん知り合いが来て明日は寂しくなりそうなのでよければ来て下さいと書いてありました。あれ、サニーサイドの明日の金曜日はセッションだったはずで行こうかどうしようかと考えていたんだがと店のHPを見たらやはりセッション。メールの着時間を見ると昨日の23時半過ぎで、もうPCを落とした後でした。行けたと思うので残念というメールを返しましたが、ほんとに集客は悩みのたねなんですよね。

 私は今までお客さんにお金を払っていただくライブを5回ほどやらせてもらいましたが、最初(月曜)こそたくさん来てくれましたが、後は土曜が1回、日曜が3回になってしまったこともあって、ほとんど来ない日もありました。サラリーマンにとっては、平日会社の帰りに寄るのはいいとしても、日曜の夜に都心まで出かけて行くのはかなりしんどいはずなので、これは曜日が大事だと今は分かりました。

 私を聴きに来てくれるお客さんが少ないと店にも悪いし、やっぱりつらいですよね。今回の石部さんの気持ちもよく分かるので残念でした。なので、今は実力をつけてウィークデーでも歌わせてもらえるようにしようと思っています。

 今日もあまり喉は調子よくなかったですが、高音はあまり影響を受けていないことに気がつきました。喉に痰が絡んで咳払いをしてしまうと、低い方がかなり影響を受けることが多いのですが、高い方は響きや声域がほとんど変わらないというか、むしろ調子が悪くないと感じました。なので、高いEbのロングトーンから始まる慕情は割りとうまく歌えた感じが自分ではしました。

 でも、この曲は最後の「thing~」と伸ばすところがとても難しい。Ebのロングトーンなのですが、同じ高さの長い音符でも後半の始まりである「Once~」はそれなりに出るし、ビブラートもうまくかかるのですが、「thing~」は母音が違うのできれいに響かせることも、ビブラートを安定させることも厳しいです。ほんとに「i」の母音は厄介です。

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最近凝ってる2曲

 今日も声があまり出ませんでしたね。やはり、私の場合は体調もあるのでしょうが、天候のせいもあるんでしょうか、高気圧から低気圧になっていく時など気圧の変化に弱いような気がします。仮にそうだったとしても、本番の日にそれを避けられるわけじゃないのであまり意味ないんですけどね。

 喉の調子がいい時はどんどん歌いたい、悪い時はあまり歌いたくなくて練習意欲も湧きにくいのは確かです。発声練習しても気分よくないだろうから、飲みに行っちゃおうかなーという誘惑にかられやすくなります。でも、一応今日は頑張って調子悪いなりに練習しました。途中でよくなることもあるのですが、今日はそうならなかったですね。やはり痰が絡んでそれが濃くて切れにくい痰でした。汚い話ですが、濃くて切れにくい痰は口中でも分かりますが、出して見ると白濁して見るからにそういう感じです。

 さて、そういう日は何をテーマに練習するかが大事のようです。声そのものに注意を払うとやんなっちゃうので、口の開き方、発音、姿勢、表情のつけ方、歌詞の記憶などをテーマに練習します。こうした要素は声が出なくても練習できますからね。

 今、凝って練習している曲は、Love Is A Many Splendored Thing(慕情)と、My Foolish Heartです。慕情は、色々な人が歌っていますが、私はやはりエンゲルベルト・フンパーディンクが一番好きです。ベンチマークはこの人ですね。特に凝ったりひねった歌い方はしていないし、強弱もあまりつけていないのですが、ストレートに歌い上げるだけでとても気持ちいいんです。これは、前にも書きましたが、それなりのレベルまで行ってないのがわかっていながらセッションで歌いました、ハハ。

 My Foolish Heartは、ビル・エヴェンスの名演で有名なように、インストが多いですね。ユーチューブでは色々出てきますが、まだこれは素晴らしいという歌には会っていません。でも、自分では、歌っていて気持ちがよく、それなりに情感表現もできつつあるような感じがするので、近々セッションで歌ってみようかと思っています。

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2008年11月26日 (水)

プロとアマの違い

 メールマガジンを頂いている札幌在住の佐々木ひとえさんというボイスコーチの方から、プロとアマの違いは何だと思いますかというメールをいただきました。その質問をするきっかけになったのが、あるプロの歌手が好きなのだが、これは素晴らしい人間性が反映しているのではないでしょうかというアマチュアの方の質問だったそうです。

 私は、歌う上でのテクニックの差(つまり音源だけを耳で聴く場合の違い)は当然だと思うので、表情、パフォーマンスで伝えられるかどうかだと考えました。特に、原点の質問が人間性が歌の表現力につながっているという見方だったので。

 私は、歌い手として聴き手を感動させられるかどうかは、実際の性格、人間性とは関係ないと思います。歌が好きで、自分の歌を聴いて欲しいという情熱を持ち、歌をほめられると心からうれしい、だから必死で練習する。こういった要素は絶対必要でしょうし、それをものすごく持っている人、諦めない人がプロとして歌っていけるのだとは思います。でも、それは性格、人間性ということとは違うと思うんです。

 これは何度か書いていることですが、同じ歌を歌うのでも、能面のように歌うのと、眉にしわ寄せて歌うのと、歌詞を伝える表情(身振り手振りも含めて)をうまく表して歌うのとでは天と地ほど違うと思います。歌詞にそれほど厳密に沿わなくても、明るい内容の歌はずっとニコニコと歌うだけでも全然違います。悲しい歌の歌い方は難しいですが。これが、もともとできる人、練習して出来る人の違いはあると思いますが、これが上手にできると、聞き手はそれこそ「人間性」を感じるのだと思います。

 これは、プロ歌手のDVDや、他の歌い手さんが歌っているのを見ると、とてもよく分かります。傍目八目というやつですね。でも自分のこととなると、なかなか分かりませんでした。ちなみに、私はそこに気づいてはいるつもりなのですが、その練習を始められるのはもう少し声と音程の勉強をしてから、あと1年くらいかかるのではないかと思っています。

 今日はセッションに行こうと思っていたのですが、夕方から低気圧接近のせいか急に喉の調子が悪くなったこともあって行きませんでした。痰がしつこく絡む感じで、いつも感じている響きは出ませんでしたね。それでも、以前に比べると声への影響がまだ少なくなって、低いGの音が、かろうじてですが出ました。でも、残念でしたね。

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2008年11月24日 (月)

アンディ・ウィリアムスの慕情

 普段は日曜は営業しない入谷のFour & Moreというライブハウスから、日曜午後にセッションをやるというメールが入っていたので久しぶりに行ってきました。ここは、土曜はスタジオ貸ししているので、定禅寺ジャズに出ている学生時代のバンドで何度か練習したことがあります。セッションも2回ほど行ったことがありますが、マイクがあまり響かない感じがあってしばらく行ってなかったのですが、今回は随分よくなっていました。

 ここのセッションは1000円と安いです。特に昨日は持ち込み可だったので、ワインやらつまみやら色々皆さん持ち込んでましたね。

 歌は私の他に女声が3人来ていましたが、それぞれに個性があってなかなか聴かせました。やはり、音程を正確に歌う人は聴いていて気持ちいいですね。私は慣れないフェイクをしたところなどで何回かずれました。

 今回は、定禅寺バンドのアルトの町田君を誘って行きましたが、相変わらずいい音を出していました。やっぱり楽器も音ですよね。特にサックスは結構プレイヤーによって音色の差が大きいです。

 今日は、Love Is A Many Splendored Thing でひとつ発見をしました。いきなりEbの高い音で始まるのですが、Lo-veのveの子音をちゃんと発音することができなくて困っていたのですが、映画のサウンドトラックを歌ったAndy Williamsの歌をユーチューブで聴いたら、目から鱗が落ちました。日本語で書くと、「ラーヴ」とではなく、「ラー-」と長く伸ばして、「ヴイズアメニー」と歌っているんです。やってみると、確かにこれで無理なくveが発音できる。一つ勉強しました。

 それから、歌詞の中の「Once on a high and windy hill」が映画の舞台となった香港島の中心部の山、ビクトリアピークを指しているというのも分かりました。大分前ですが、香港に仕事で出張に行った時にケーブルカーで登りました。あそこが映画の舞台になっていたんですね。これは歌詞を覚える上で重要なことで、具体的なイメージを持って覚えると忘れにくくなります。それにしても、アンディ・ウィリアムスの慕情は聴かせます。ユーチューブで聴いてみてください。

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2008年11月22日 (土)

スキャット

  スキャットが少しずつですがちゃんとできるようになりつつあるような気がします。ほんの少しずつですがね。要点は二つあるような気がします。

 一つはやはり音程。頭の中にフレーズが浮かんだとして、その通りの音を喉が出せるかという問題です。当然、早いフレーズ、引き出し化していない(つまりその場で思いつき)フレーズほど正確な音程で出せなくなりがちです。自分の声域を超える音を頭の中でイメージしてしまった時も、当然ですが声にしてみると「しまった、出ない!」ということになります。

 頭の中で「この音を出そう」と思ってから時間的余裕があれば音を正確にヒットしやすいのは当然ですが、スキャットアドリブでは1秒間に幾つもの音を連続的に出していかなければいけません。最初の頃は、どうしても声帯の音程調節機能がフィジカルについて行かなかったのですが、段々と短い時間でも出せるようになってきました。イメージするレベルにはまだまだですが。

 もう一つの要素は、フレーズそのものがどれだけ浮かんで来るかです。楽器でもそうですが、フレーズは記憶しているフレーズ(引き出し)と、その場で浮かぶフレーズのミックスだと思います。引き出しだけだとつまらないし、その場で浮かぶ音だけを頼りにしていると、結局ワンパターンになってしまってつまらない。学生時代にテナーサックスを吹いていた頃は結構プロの好きなフレーズをコピーして、ブルースでは今でもそれが財産になっていたりするのですが、最近はコピーをする時間がなく、悩みでもあります。

 あと、楽器と違うのは、テンションの使い方でしょうね。テンションと言うのはある種の不協和でドミソのメジャーコードにラやシ、レの音を入れる。ソシレファ(7thコード、属七と習いましたね)の時には、ラb、ラ、ド#、ミb、ミなどほとんどどんな音を入れてもいいということになっていて、これをフレーズに入れると、ドレミファソラシドやソラシドレミファソだけでなく、いわゆるジャズっぽいフレーズになるというわけです。

 でも、こういうテンションの音というのはある意味自然な音ではないので、楽器だといいのですが、歌では直感的にはなかなか音を当てにくいということと、早いフレーズではよほど正確にできなければはっきり伝わらないというところがあって、私はあまりこういうフレーズはやりませんというかできません。楽器のアドリブをそのままコピーして歌でスキャットした例も過去にはありますが、あまりよく聴こえないんですよね。

 というわけで書くときりがないので今日はこの辺で。

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2008年11月21日 (金)

ほめ言葉

 時々セッションやライブでありがたくももったいなくほめ言葉をいただきます。一応分類すると一番多いのが声そのものについてです。決して自慢する目的ではないのですが、自分がどんな言葉に反応しているんだろう、それが自分の出したい声、ひいては練習にも関係するような気がするので思い出してみました。

 次は、「いい声ですね」。これはそのまんまですがストレートにうれしいです。「甘い声ですね」というのもたまに言われることがあります。これも、もちろんうれしいですが、魅力的な声とも取れないことはないですが、メロウなというんでしょうか、響きそのものよりソフトな声という感じもあり、ちょっと複雑な感じを受けます。

 次は、「素敵な声ですね」。これは、「いい声」がフィジカルにいい響きをしているというニュアンスなのに対して、「声にうっとりする」とか「声に聞き惚れる」というような意味が含まれているように勝手に解釈しているので、一番うれしいですね。

 最後は、「惚れ惚れするような声ですね」。これはもう何も言うことはありません。

 アホかと言われそうですが、自分の声に聞き惚れるということもあります。さすがに人前で歌うときにはないですが、練習やボイトレの時に時々あります。特に、最近自分の声が体から少し離れた所で鳴っていてそれを他人の声のように聴こえる時があるので、すると人の声を聴いていい声だなと感じるのに近い感じがあります。こういう時はメチャクチャ気持ちよくて、「俺ってこんなにうまかったっけ」などという気になることもあります。これにはプラスとマイナス両方あるのでしょう。

 プラスは練習意欲です。やっぱりいい響きで声が出ている時は、とにかく声を出したいので、練習したくてたまらなくなります。これは非常に大きくて、学生時代テナーサックスをやってきた時は全然いい音が出なくて練習意欲がわかなかったのに比べると天と地ほど違います。いい声が出ると練習意欲が湧くのでたくさん練習する、ますますいい声が出るようになるという循環に入っている気がします。

 マイナスは、声が響くことと歌が聴き手を感動させることは全く違うことなのにそれを混同しがちになってしまうということ。分かっているつもりですが、いい声が出ているからといって、音程や発音、表現に気が行かなくなってしまってはダメです。ここを常に気をつけていないと、声だけは響いているが歌としては訴えないということになってしまうでしょう。

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2008年11月20日 (木)

音程悪かった~

 昨日は久しぶりに池袋のIndependenceというライブハウスのセッションに行ってきました。インスト中心のセッションで、ピアノやベースがたくさん来ていましたが、フロントはゼロで歌は私だけという珍しいくらいの偏りでした。おかげで6曲も歌わせてもらったのはよかったのですが、音程がかなり悪かったですねえ。

 歌っている最中から、これは音程悪いぞと思っていたのですが、録音を聴いてみるとやっぱりかなり悪かったです。理由としては、どうもベースの音がよく聴こえなかったというのがあるようです。これがOFF気味だとどうも音が取れない傾向がある。あとはピアニストとの相性ですかね。これは自分は悪くないという前提に立ったずるい分析なので、実は日によって調子の良し悪しがあるのかもしれませんが、最近ではありえ得ないほど悪かったのは事実です。あと、マイクセッティングがかなりキンキンして厳しかったです。

 音程に関しては、ベースのボリュームについては注文してお願いしていくようにするということと、色々な環境で歌いなれていくしかないでしょうね。練習の時のカラオケではほとんどずれていないと思うので。

 今日の練習では、ちょっとびっくりするくらいいい声が出た実感があって、これはうれしかったです。なんと言うのか、体全体からすごく響きが豊かな声が出ていて、それを自由自在に操れたという感じです。発声練習の直後に歌ったTaking A Chance On Loveでそんな感じがあって、2曲くらい歌ううちにいつもの自分に戻りかけたのですが、それから喉を意識的に開くようにしたところ、またあの響きが戻ってきて、そうか常に喉を開くことを意識しなければいけないなと再確認しました。

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2008年11月19日 (水)

イヤホン購入で失敗

 使っているソニー製ICレコーダーのイヤホンが、プラグ部分の接触が悪くなって、だましだまし使っていたのがほんとにイカレテしまったので少し前に買いに行きました。ビクター製が1000円を切って売っていて、どれでも大した変わらないだろうから安い方がいいやと買って来たら、自分の声が悪い方に全然違って聴こえるんですね。やたらに声の立ち上がりのエッジが立ちすぎているし、全体的にキンキンして聴こえるんです。

 安かろう悪かろうで失敗したかーと思って、あまりにもヒドイのでまた買いに行きました。店員に売れ筋は2000円くらいと聞いてその中で、ICレコーダーに付属していたイヤホンがよかったので、同じメーカーならと思ってソニーのを買いました。ところが、聴いてみるとほとんどビクター製と同じ。もうやんなっちゃいましたねー。

 今更もう一つ買う気にもならないし、しばらくはこの音に慣れるしかないと割り切って、声質のチェックはPCにつないでスピーカーから出して聴こうと思っています。いつも安物買いの銭失いをしているとからかわれる友達からまた言われそうです。

 今日は、というか寒く乾燥してきてからの傾向ですが、練習の間でも喉の調子が最近の株価のように乱高下です。途中まではなかなかよかったのに、歌に行ってからは昨日ほどではないものの、響きが悪いと感じました。いつもは、中音域の曲から入っていくのですが、今日は高い方をいきなり歌い始めたのでそれがよくなかったのかもしれません。でも、発声練習してからですから困ってしまいます。

 一つだけ収穫が。前に、音によってビブラートがうまくかかったりかからなかったりすると書きましたが、少しずつ今まで苦手だった音でも自然に近くかかるようになりつつあります。中央ドのオクターブ上のドがなぜかうまくかからなかったのですが、少し前進。それから、中央ドの下のBbより低い音もだめだったのですが、これも少しだけ前進と。喉そのものの調子がイマイチな時は、あまり声を出したくない感じもあるのですが、音程やビブラートなど他のテクニックを上げるように気持ちを切り替えて練習することも大事かなと思っています。

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2008年11月18日 (火)

クラシック歌手のすごさ

 1年半くらい前でしたか、知り合いが入っている合唱団の発表会に義理で行ったのですが、そこでクラシックの女声歌手をゲストとして呼んでいて、初めて生でクラシックのプロ演奏家の歌を聴きました。昨日のユーチューブを聞いて、その時のことを思い出しました。

 その人は佐々木さんといって、私は知りませんでしたが、日本のソプラノとしては結構知られた方らしいです。曲は忘れましたが、その声の美しかったこと。ほんとに聞き惚れたとはあのことです。もちろんマイクは使わないのですが、広いホールにそれこそ朗々と鳴り響いていましたね。すごいものだなあと思いました。昨日書いた、シエピやデルモナコも生で聴いたら100倍素晴らしかったんでしょうね。

 死ぬまでかかっても無理でしょうが、私の理想としては、声そのものはクラシック歌手のように響き、かつ乗りとスキャットはジャズっぽく、バラードはフンパーディンクのようにロマンティックに歌うという欲の深いものです。自分の歌いたいジャンルの歌のエッセンスさえ忘れなければ、声そのものはクラシックの歌い手に少しでも近づけることができれば最高だと思います。

 よく、クラシック出身の歌い手がジャズを歌っているのを、歌の心や感情が分かってないなどと批判する人もいて、ある面では当たっているのですが、響かせるテクニック、正確な音程で歌うテクニックは見習うべきと思います。相容れないものじゃなくて、いいところを学ぶという目で(耳で)聴くといいと思いますね。

 それはそうと、今日は痰がからんで最悪に近かったですね。いつものようになるべく咳払いしないように喉をすっきりさせようとしても全然だめで、しまいには咳払いに逃げてしまいました。ほんとに難しいデス。

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2008年11月17日 (月)

チェザーレ・シエピ!

 今日はボイトレコーチの中西さんに、クラシックのすごいバス歌手を教えてもらいました。チェザーレ・シエピという人でクラシックの世界では伝説的なバス歌手として超有名だそうですが、クラシックの世界は断片的にしか知らない私はまったく知りませんでした。

 私も大好きなドン・ジョバンニのタイトルロールや、ヴェルディのドン・カルロ(両方ともオペラです)の録音がユーチューブにアップされてそれを聴かせてもらったのですが、ちょっとびっくりしましたね。低い声域での人間の声の最良の部分を始めて聴いたというか、人間というのはここまで素晴らしい低い声を出せるのだという驚きを感じました。逆説的ですが、とても人間業ではないというか、それくらい低音域を深く、重すぎなく通る声で、しかもボリューム十分に歌っていて、なんともはやすごいです。

 帰ってからユーチューブで検索してみたらかなりビデオがあります。いいスピーカーで聴いたらかなりびっくりすると思います。是非聴いてみてください。Cesare Siepiという名前で検索します。まだ私も何本かしか見ていませんが、一番声の凄みを実感できるのはドン・カルロのフィリップ2世という役を歌っているビデオです。ユーチューブで「Don Carlo Siepi」と検索すると2番目に出てきます。もう、うなるしかない。

 クラシックの歌手は発声法が違うといって、ポピュラー系の歌い手はあまり興味を持たないようにも見えます。確かに女声の場合はクラシックの場合ほとんど裏声なので鑑賞としてはよくても、胸声(地声)中心に歌う人にとっては、唱法は参考にならないと言われます。クラシック出身の女声歌手は胸声が出るようにボイトレに通うこともあるようです。でも、男声は、クラシックの歌手(特にバリトンやバス)は胸声で歌っているので、こんな声が出るはずもないですし、同じ唱法がジャズにそのまま使えるわけではないのですが、この響きに少しでも近づきたいです。

 クラシックのバス歌手は人によって違っても出る人は低いC(Low C)まで出るそうです。私は、日によって7割の確率でFがなんとかちゃんと出るくらいですからものすごいですね。シエピもここまで出ているんだと思います。
 
 同じく伝説の歌手、マリオ・デル・モナコ(テノール)もすごかったです。名前は知っていましたが、ユーチューブで聴けるとは知らなかったですが、たくさんアップされていて、こちらの驚異的な美声にもびっくり、かつうっとりです。いやはや。

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2008年11月16日 (日)

MIXIへの書込

mixiで、歌の抑揚をつけるにはというトピックがあったので以下を書き込みました。

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 歌い手が曲の中でどう抑揚表現をするかという内容になってきたのでコメントさせていただきます。 よく言われるのは、ダイナミックレンジを大きく取るということです。分かりやすく言えば、ボリュームの小さいところと大きいところの差を大きくするということです。

 第一段階はいわゆる声量の大小ですよね。多少分析的に言うと、声帯を通る空気の多い少ないで決まります。抑揚というと、まず思いつくのはこれですよね。

 もう一つは、息をどれだけ多く声帯を直接震わせるために使うかです。いわゆる胸声で声を出すとき、普通声帯は閉じていて(見たことないですよ)、間を流れる空気をほとんど声帯を震わせることに使っていると思っています。普通はそうなんですが、声帯を閉じ切ってしまわずに間から息を出すということができます。もちろ練習は必要だと思います。

 高音域で声を出す時にファルセットでは、声帯を閉じ切らずに空気をぶつけると本には書いてあります。私のイメージでは、中低音域でも同じことができます。私は「息の多い声」と表現しています。低音域でこれができるとても気持ちがいいです。ちょうど、サックスでサブトーンといってリードを振動させる以外の息サックスに吹き込むことで、リードの音と息の息吹をミックスしたような音が出るのですが、そのイメージです。最近サブトーンを出す人は少なくなりましたね。私は30年前ジャズ研でテナーサックスを吹いていましたが、当時は出せなかったです。

 これを、ボリュームの大小と使い分けることで、2次元だったのが3次元になるので、とても表現の幅が広がると思います。これは、分かっている歌い手さんにとっては何を今更エラソウニということになるのかもしれませんが、意識していない方も少なくないように思うので敢えて書かせていただきました。

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今日のセッション

 今日は(もう昨日)、前から気になっていた上野のアリエスという店に行ってきました。1ヶ月に1回ヴォーカルセッションがあるのですが、土曜日は家族と過ごすことが多くて今までは行けなかったのですが、今日は都合がついたので行ってきました。ちょっと高めなのと譜面がなくても歌わせてもらえるということで、ジャズ中心の他のライブハウスとは雰囲気が違ったのですが、面白かったです。

 まず、バッキングはピアノとサックスだけなんですが、二人とも達者ですごくうまく歌わせてくれましたね。女性ピアニストの伴奏はとても歌いやすかったです。テナーサックスも、私が学生時代うまく出なかったサブトーンがよく出ていて、いい感じでした。

 普通のヴォーカルセッション(ここはそうは言ってなくて「お客様が歌う日」となっています)では、当然女性比率が相当高いのですが、今日は私も含めて男が7割くらいいました。女性は二人でしたが、二人ともいい声をしていて聴かせましたねー。いい声をしているだけじゃなくて発音やフレージングもよくて、部分的には聴き惚れました。一人はクラシック出身みたいでした。ビブラートをほとんどかけず、音程がいいのでそう感じただけかもしれません。

 初めてLove Is A Many Splendored Things を人前で歌いました。練習は自作カラオケでしていますが、生演奏バックで人前だと相当条件が違ってくるので大丈夫かなと思いましたが、音程を含めて破綻はしなかったです。

 明日は久しぶりの中西コーチのレッスンです。これからの季節は喉の調子が不安定になる可能性が高いですね。せめても気がつく範囲で喉を大事にしようと思います。歌い始める前は全く気にしませんでしたが、今や仕事以外では(以上?)最大の関心事です。

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2008年11月14日 (金)

唇の形

 昨日、喉は予測がつかないと書きましたが、今日もほんとに感じました。いつも声の出方の感じで喉の調子は意識しているのですが、昼間は痰も絡まず声が通っている感じでした。ところが、4時頃突然喉が痒くなり、かなり咳き込んでしまいました。こういうことが半年に1回くらいありますね。ここしばらくなかったので久しぶりで参りました。当然、その後はダメージが出て平均レベルより下がった感じでした。

 これは今日は声を出さない方がいいと思って帰り、夕飯を食ってからいつもの練習はしなかったのですが、DVDを見ていたらちょっと声を出してみたくなり、恐る恐る歌ってみました(発声練習なしで)。すると、やたらいい声が出てる感じなんですよね。高い方のEbが何のストレスもなく楽に出て、普段のCに近い感じでした。まあ、夕飯で飲んだワインのせいもあるんでしょうが、初めての感覚でちょっとびっくりしましたね。

 これだけじゃあなんなんで、最近声がよく出る口の形があると感じていることを書きます。一言で言えば、唇の両脇を上げ気味に歌う、これだけなんですけどね。これは「声の呼吸法-美しい響きをつくる」という本に書いてあったことです。確かに発声練習の時にこうするだけで、声が出やすく、通りやすくなります。多分、口腔内部を横に広げるので、口腔内の気道断面が小さい円から横に長い楕円に広がる感じがするので、その効果のように思います。

 ほんのちょっとしたことですが、結構効果は大きいです。副次的効果として、こういう口の形を作ることで、英語の発音がしやすくなります。これは唇の両脇を上げ気味にすると、唇自体が横に引っ張られて前に出なくなるためじゃないかと思います。もう一つは、歌い手は口を開いた時に上の歯が見えると見た目に心地よいという感じがしていて、こうすると唇自体を上に引き上げて上の歯を見せる効果もあるような気がします。私は、通常の口の開き方では歯があまり見えないのでこの面でもプラスが大きいような気がしています。色々奥が深いですねえ、歌う方は是非試してみてください。

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2008年11月13日 (木)

喉は予測がつかない

 今日は日中から喉の調子がいい感じがありました。一方でしばらく人前で歌ってないので、行きつけのおしどりという飲み屋に行こうという気があって、比較的早めに帰れたので、一旦家に帰って発声練習をしてから行こうと決めました。

 家で発声練習をしてる時は、どうしちゃったのかと思うくらい調子がよくて、声は頭にも抜けて前にも出る感じがあってとっても気持ちよかったです。例によって、キーも低く感じるくらい高い方が楽に出ました。喉は何のストレスもないという状態じゃなかったですが、痰も絡まずひりひりもしていなかったのです。

 ところが、発声練習を終わってAll The Things You Areを歌っている途中で、急に喉に違和感を感じて一旦やめました。水を飲んだり、休んだりしても元に戻らず、あれーっという感じでした。ただ、おしどりには行きたかったので、少し休んでから出かけて、歌もしばらく経ってから歌いました。そこでカラオケを歌った感じではいつもと変わりませんでした。ほれぼれする声だとも言われてうれしかったです。

 しかし、喉はどこでどうなるかほんとに予想がつきにくいところがあります。それなのにプロはいつも一定レベルを保っているという意味でもすごいですよね。最近は、プロであっても出るはずの声が出ていなかったり、音程が決まらなかったりすることがある瞬間がわかってきましたが、プロといえども人間なので当然だと思いますし、かなりコンディションが悪いときであっても、あの程度の下がり方で済ませているのはやっぱりすごいと思います。

 喉はほんとに水物という感じがしています。難しいですねー。

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喉の調子

 ここ数日喉の調子がよくないです。寝ていても喉がいがいがしてきて咳をして目が覚めるし、声を出しても痰がやたらと絡んで参っています。ただ、前と違うのは、喉の違和感や痰の割には声はそれなりに出るんです。例えば半年前の感覚で、この喉の感じだと声でないだろうなーと思って出してみると、絶好調の時とは響きはもちろん違うんですが、それなりに聴けるレベルで留まっている感じで、ロートーンもGが苦しいながらも何とか出ます。以前なら、調子が悪いとAbも出ませんでしたから少しは進歩しているようです。でも、調子悪いとストレスは溜まりますね!

以下は、MIXIの「Let's ボイトレ♪♪ 」というコミュニティの「喉を開ける」というトピックに書き込んだメッセージです。
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 私の拙い練習経験からいっても喉を開けることはとても大事で、逆に言うと正しいイメージを持って練習していれば喉は確実に開いて来るし、声も必ずアップしてくると思います。

 喉といっても概念的に広すぎて捕らえにくいところがあるので、私は「気道」をイメージしています(英語ではAirway)。文字通り空気の通り道で、医学的には口腔から気管までも指すようですが、私は舌根から喉頭にかけてのチューブの意味で使っています。このチューブの断面積をなるべく広く取り、かつ横から見た時のチューブの曲がり方をなるべく少なくすると、いわゆる喉が開く状態になるのではないかと思っています。

 後者の曲がり方はどういう意味かと言うと、実際には口からのどちんこまでは水平で、舌根を過ぎると垂直に近く落ちていくわけですが、水道管のように直角に曲がるのではなく、カーブの内側をなるべく緩くしてやるといいような気がしています。カーブの外側がそのままで内側がもっと内側に下がれば当然断面積も大きくなりますよね。

 喉仏(喉頭)を下げるのもこれと関係していて、喉仏を下げると舌根もこれと連動して下がるので、上の状態を作りやすくなると思います。この辺のイメージは個人差が大きいでしょうし、どの本にもこんなことは書いていませんが、私は途中からこういうイメージを持つようになり、すると喉が開いてきました。

 SINGさんが書かれているように、母音によって喉や舌根の形状が違ってくるのは当然のことです。そもそも、その動きによって母音を作っているのですから。喉が開きやすいのは「あ」や「お」で、声をコントロールしやすい。逆に「い」は喉をあけにくく、響かせにくいのでクラシックの世界ではなるべく「え」に近く発音しなさいなどと指導します。ただ、ポピュラー音楽の世界では歌詞をうまく伝えられないことにつながるのでそれは行き過ぎだと思いますが、要は母音で喉や舌根の動きが違ってくるのは当然だということです。

 喉が開いて来ると、私の場合は感覚が違ってきました。空気の流れがそれまでと違って大きな空間のカベを伝わっている感じが出てきて、この感覚が出てからは長い時間歌っても喉がへたりにくくなりました。

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2008年11月12日 (水)

中西コーチと飲んできました

 昨日はボイトレコーチの中西さんにつきあっていただいて飲みに行きました。私より年代はかなり若い方ですが、フィーリングが結構合うこともあって歌の話題で色々二人で盛り上がり、大変楽しく過ごしてきました。ボイトレの先生なのに(しかも芸大声楽科の出身なのに)カラオケにもつきあってくれました。やっぱり歌や声に造詣の深い人とは話していてとても楽しいしためにもなります。ほんとに歌っていてよかったなと思いますね。

 面白かったのは、ジャズの世界で歌い手は音楽理論を知らなかったりリズムに疎い人も多いためか、インストの人からは一段低く見られているところがあると話したところ、クラシックの世界でも全く同じだと言っていたことです。何でも、歌と打楽器はバカ扱い、だとか。

 ソバ鳴りという現象も面白かったですね。クラシックはベルカント唱法といって軟口蓋を思い切り持ち上げて大きな共鳴スペースを作り、遠くにまでノーマイクで声を飛ばす技法を多く使うということですが、声を体から離せと指導されるんだそうです。歌い手にとっては、声が体から離れてしまうと音が自分では聴こえにくくなる面があり怖いそうですが、そうしないと歌い手や近くの人にだけはよく聴こえても遠くの聴き手に声が届かない(つまりソバだけで鳴っているからソバ鳴り)とされているのだとか。

 私も最近、声が体から離れて行って(といっても2mくらいですが)、それを自分が人の声のように聴こえる感覚があるのですが、それはいい傾向かもしれないとも言われました。

 まだまだ奥が深くて練習、勉強すべきことはそれこそ山のようにありますが、それが楽しみでもあります。

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2008年11月10日 (月)

練習中4曲の感触

 前回書いた4曲について練習してみた感想を書きます。

 You Go To My Headは、歌ってみるほどにユニークないい曲ですね。特に難しいところはないいのですが、コードとメロディの関係が独特なので伴奏をしっかり聴きながら外れないように歌うことを心がけています。スキャットは難しいでしょうね。そもそもアドリブ向きの曲ではないですが。
 この曲はリンダ・ロンシュタットのこの曲を聴きながら書いてますが、うまく歌えるとこんなにカッコいいんですよね。1stコーラスのほとんどをギターのルバート気味にギターの伴奏だけで歌っていますが、声の伸びといいビブラートをかけた時の気持ちよさといい最高です。音を延ばす時、ノンビブラートで引っ張って効果的なところからビブラートをかけ始めていて、それが実にいいのですが、ノンビブラートは難しいんですよね。

 慕情はいちばんチャレンジしがいのありそうな曲です(つまり難しい)。キーはEbなので出だしはルートでいきなり「Lo-ve」と全音符で入るのですが、ここからしてなかなか。最初の音は外さずに出られることが多いのですが、音符の後半でビブラートをかけるのと、「ve」をちゃんと発音するのが難しい。でも、これはちゃんとできたらかっこいいはずです。フンパーディンクが得意にしてますが、最初の音を出した瞬間に惹きこまれますからね。それと、最後の「thing~」も出だしと同じ高いEbで、子音の関係かここを気持ちよくビブラートで終わらせるのが全然できないですね。

 いそしぎは簡単なようで、まだメロディーをつかみ切っていないのでコメントできるほどではないですが、盛り上げるべきところははっきりしているので歌いやすいのかもしれません。
 
 ストレンジャー・イン・パラダイスは、いい曲ですが、よほど歌い込まないと盛り上げるべきところが難しそうな感じです。フンパーディンクはあまり強弱のメリハリをあまり大きくはつけないのですが、これは歌唱力あってのことでしょうね。まだ曲想をつかんでいないというところです。

 でも、新しい曲にチャレンジするのはとても楽しいです。曲を選びキーを何にするかで自分の中の色々なところを引き出せる可能性があって、今まで自分はどちらかというと中低音で聴かせようと思っていましたが、それができた上で、高めの音域でもアピールできるレパートリーがあればかなり全体としてに表現力が上がると思っています。

Jvocal

2008年11月 8日 (土)

スタンダードとPops

 ジャズを歌うというと普通、いわゆるスタンダードを中心に歌います。スタンダードとは別の言い方では、American Popular Musicという言い方もあります。こちらの方が正確ですが、長いのでスタンダードの方が楽ですよね。スタンダードってなんでしょう。Wikipediaにはこう書いてあります。
 スタンダード・ナンバー(standard number )とは、音楽特に近代音楽の分野において広く世に知られ親しまれ、あるいは多くのアーティストにカバーされるようになった楽曲のことを指す。「スタンダード曲」、「定番」などと称されることもある。

 近代音楽というと広すぎて、アメリカで1920年頃からミュージカル、映画のために作曲された曲を中心として、としたいところです。まあ、こういうことです。

 最近練習を始めた曲が4曲あります。

1 You Go To My Head
2 Love Is A Many Splendored Thing(慕情)
3 The Shodow Of Your Smile(いそしぎ)
4 Stranger In Paradise

 このうち、1を除いては大好きなエンゲルベルト・フンパーディングが得意としているナンバーです。(ちょっと前にも書きましたが、最近フンパーディンクのファンクラブの会員だという方からメールをいただきました。ブログ冥利に尽きます)。ファンの間ではエンジと呼ばれているそうなのでそう書きます、長いので。いずれも、彼の得意な高音が出て初めてアピールできるナンバーで、私はまだまだなのですが楽しみながら練習を始めました。

このうち、慕情といそしぎをスタンダードとすることに異論がある人は少ないでしょうが、Stranger In Paradiseとなると、エーという人も出てくるかもしれません。もともとは、ロシア人のボロディンの作曲になる「ダッタン人の踊り」をベースに、1953年に公開されたKismetというミュージカル用にリメイクされた歌です。Wikipediaによると、ウェス・モンゴメリー、ジョージ・シアリング、ダイアナ・ロスといったジャズミュージシャンも演奏しているとのことですが、一般にはPopsの曲としてはあまり聴かれていないでしょう。

 でも、エンジは(エンジ様かな?)、どれがスタンダードだとかという意識はなく歌っていると思いますし、私もいい歌なんだから区別しようもないと思います。私も同じように全部いい曲だなと感じるので歌いたいと思っているわけです。

 1は、スタンダードの中でもあまりポピュラーとは言えない結構マニアックな曲と言えるかもしれません。メロディーがメジャーセブンスの音(コードがCの時のシの音)を多用していたりして、面白い曲です。

 自分の中では、1~4のどれも歌いたい曲ですし、多様性を出したいとも思っているので、いわゆるコアなジャズファンにもメロディーを楽しみたい人にも楽しんでもらいたいと、えらそうに言えば思っているわけです。

 と考えてくると、ジャズとPopsの境はどんどん意味がなくなって来るんですよね。歌いたい歌ということで選んでいった結果、いわゆるジャズミュージシャンが演奏するスタンダードから仮に外れていこうが構わないかなと思っている今日この頃です。しかし、毎日酔っ払いながらよく書くよな俺も。

Jvocal

2008年11月 6日 (木)

表情のつけ方(であってるでしょうか?)

 時々メールをいただく、ささきひとえさんという札幌でボイストレーナーをされている方から、人間的魅力にあふれているように見えて、歌う歌手の例が出て後に、「プロの歌手と、普通の人の違いは何かと聞かれれば、あなたは、何だと答えますか???」という質問があったので、以下のようにお答えメールを送りました。

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 もちろん、見えている時は、歌の表情とリンクして聴き手にインプットされているので協調されているのが大事なのですが、見た目単独でも歌い手は意識できるし、すべきだと思います。

 素晴らしい歌手、歌も人間性も素晴らしく見える歌手が、実際の人間性が素晴らしいかどうかは分かりませんし、そうじゃない場合もあるでしょう。でも、見た目を整えて演技もすることで、歌とあいまって魅力的に見せることはできると思います。身振り、手振りも重要でしょうがまずは顔の表情でしょうね。

 私がこのことを最初に気づいたのは、大好きなナット・キング・コールのDVDを見た時でした。実に表情がにこやかで、聴き手をほんわかとつつみこみ、それだけで気持ちよくさせてしまうのです。もちろん、それが歌い方ともマッチしていることは言うまでもありません。

 もう一つ、エラ・フィッツジェラルドのDVDでは、エラ本人は特に普通の表情で歌っているのですが、ドラムのジョー・ジョーンズという人が、もう実に実に楽しそうに叩いていて、それを見ているだけでこちらも楽しい気分になってきて、すごいことだとびっくりしたこともあります。

 自分のセッションでも体験しました。歌い終わって帰る時に一、二度見かけた人がいたので久しぶりですねと挨拶したら、へえーという感じで、「歌ってるところを見てたらもっと固い感じの人かと思っていましたが、話している今の方がずっといい感じですね」と言うのです。あ、これは表情だとピンと来ました。あいさつしている時は、それなりに普通ににこやかに話していたんでしょうが、それが歌っている時には全然出ていなかったというわけです。一、二度会っただけなのにこういうことを言ってくれる人は少ないと思うので、すごく感謝しています。

 ただし、このことに気づいてからも、すぐその努力を始めたわけではありません。何せ課題が多すぎて一つのテーマに集中できないのが辛いところで、音程、喉の開け方、姿勢、発音、、、表情の前に歌の基本的なところを押さえるだけで手一杯で(できないことも多い)、実際は表情まで気を配るのは1年くらい早いかとも感じていますが、まあできる範囲ですべてやるってことでしょうね。
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 そのメールをいただく前、たまたまなのですがAll The Things You Areを練習してる時、初めて表情を意識してみました。最初なので、多分見てる人がいたら不自然に不気味に見えたでしょうね、ハハ。

Jvocal

2008年11月 5日 (水)

レパートリーのマスター法

 次は曲を選んだとしてどうマスターするかです。私の場合は、まずカラオケ音源と譜面を作ります。使っているのはBand-In-A-Boxというパソコンソフトで、これがなかったら私の歌漬け生活は成り立たないくらい世話になっています。特徴はたくさんあって、使いこなせていない機能がほとんどなのですが、私が使っているのは、1 コードネームを入れてパートごとに伴奏音源を作る 2 音符と歌詞を入れて譜面を打ち出す、という機能です。

 カラオケ音源があるなしでは練習意欲に雲泥の差が出るので、私の場合欠かせません。コードネームを入れると自動的に伴奏を生成してくれ、Midi出力もできるし、CDにも焼けるので(私はこの方法)簡単です。最初に曲データを入れる時には音符プリント用にメロディーの音符も入れてしまいますが、それが入ったままだとカラオケにならないので、メロをオフにしてCDに焼きます。

 コードネームと音符、歌詞が入っていれば楽譜は簡単にプリントできます。気分や声域が変わって移調したい時もボタン一発で非常に楽です。自分の持っている楽譜のコードがどうもおかしいと思っていて、別の人が正しそうなコード進行の楽譜を持っている場合もありますよね。この場合キーが違うと、普通は頭の中で転調しなくてはならないので大変ですが、このソフトを使えば、入力した曲を参照したい楽譜と同じキーに転調すれば簡単に比べられます。納得いくコードに直してから元のキーに移調します。

 あとはカラオケ音源で、基本的な部分を歌えるまでひたすら歌い込んで、なんとかなったかと思えたら失敗覚悟で、セッションでどんどん歌っちゃいます。当然、自爆することもありますが、カラオケと生のバックは違うので、カラオケだけで仕上げるのは無理なので、生の伴奏で歌います。イントロとエンディングは楽器に最後はお任せすることになりますが、イントロは一応4小節分のコードを作っていきますが、セッションではこの通りでなくてもいいですよと言います。エンディングは一応簡単に打ち合わせてこともありますが、大事なのは途中うまく歌えなくても絶対に照れずに最後まであくまでかっこつけて歌い切ることです。

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レパートリーの増やし方

 今日、明日と休みなのでジャズ漬けとなっています。夜は横浜のライブハウスのセッションに行こうかと思っていたのですが、往復の時間がかかり過ぎるので日和ってやめました。その代わりというわけではないのですが、レパートリーを増やすための譜面と音源作りを結構やりました。

 レパートリーをどう増やしていくかは大きなテーマです。まずは、いくら歌い手が好きな曲を歌えるといっても、聴き手が楽しいと思える曲でなくては意味がありません。聴いたことのないマニア好みの曲ばかり好んで歌う人もいますが、自分はいいとしても聴き手のことを考えるとあまりその路線に偏るのはどうかと思います。あまり聴いたことのない曲というのは、演奏されることが少ない理由がやはりあって、曲に魅力的なところがあるとしてもそれを理解できる人が少ない曲だと考えるべきでしょう。

 そういう曲は、初めて聴いたけどいい曲ですねという評価を受けることもあるでしょうが、退屈されるリスクもあります。私がスタンダードを10曲歌うとすれば、7曲はジャズファンなら誰でも知っている曲にして、あと3曲はこんな定義で選びます。
1 一般的なジャズファンにとって一部のメロディだけはどこかで聴いたことがあるような気がするがよくは知らない曲
2 でも日本では意外と知られていないヒットした歌唱があり、その魅力を何分の一かでも伝えられれば楽しんでもらえると自信を持てる曲
3 普通に歌ったのではよさがわかりにくいが、自分の声の特性を生かした歌い方ができれば興味を持ってもらえそうな曲。

 自分の場合、1,2の条件に当てはまる曲の典型は「On The Street Where You Live(君住む街角)」です。これはマイフェアレディというミュージカルの挿入歌で、とてもいい曲だと思います。ジャズのインストでは取り上げられていませんが、日本ではあまり知られなかったVic Damonというアメリカの男性スターシンガー(もう引退しましたが)がカバーして大ヒットさせた曲です。もう引退しましたが、この人は素晴らしい輝くような声の持ち主で、この曲は最高です。アメリカでも、ハリー・コニックJrがダモンの歌に刺激を受けてこの曲を吹き込んでいます。itunesでも聴けるので興味のある方は是非DLしてみてください。

 3に当てはまるのが自分の場合は、Lush Lifeです。これはまだ歌えませんが、いずれ説得力に自信がついたら披露しようと思っています。歌ではコルトレーンとやっているジョニー・ハートマンの名唱が有名ですが、40代以下の人はあまり聴いたことがないかもしれません。難曲ですが、名曲中の名曲だと思います。ハートマンのイメージが強すぎるからかもしれませんが、男声の場合は、低音を強調する歌い方が説得力を持つと思います。ハートマンはDbで歌っていますが、このキーで歌える男性ヴォーカルはあまりいないと思うので、いつかやってみたいと思います。女性だと最近お気に入りのリンダ・ロンシュタットがネルソン・リドルの巧みな編曲で聴かせます。

 続きは明日。

Jvocal

2008年11月 4日 (火)

またまた声の変化

 声が毎週よくなっている感じです。いつもの発声練習を続けているだけなのですが、休みだと長い時間集中して練習できるのでそう感じるのかもしれませんし、首が凝るので中国整体に行き始めたのですが、それもいいのかもしれません。

 少し前に体から声が出て行っている感じがすると書きましたが、それとは別に体の響き方が前とは違う感じです。響くと手指がじんじんする感じは前からですが、声帯のある喉仏のあたりが喉から胸にかけての部分が響いていると感じます。手で触らなくても分かります。

 声は息の多い声も大きく震わせる声も(なんというんですかね)、響いている感じです。息の多い声でも十分響く感じなので、あまり大きく震わせてなくても、張り上げなくても説得力のある声が出ていると思います。これを生かして歌に変化をつけることができてきたように思います。例えば、AABA構成の曲だと、最初のAを息の多い声から入って、次のAでは声を震わせて変化をつけたり、AAを両方息の多い声で歌って、B(サビ)だけを大きく震わせるとかです。

 とにかく自分の声を聴いているのが気持ちいいので、自転車に乗っている時など人に聴かれない時はずっと歌っています。実は電車に乗っている時も歌っていることがあります。普通の声だと他の人にも聴こえてしまいますが、息の多い声だと自分は聞こえるのですが隣の人には聴こえないみたいで、振り向かれたりしません。

 リンダ・ロンシュタット体験以来、ビブラートを安定的に効果的にかけるように気をつけていますが、音程によってうまく出たりそうでなかったりすることも発見しました。高いCがなかなか安定してかからないんですが、その上のDや下のBbはうまくかかるんですよね。不思議なものです。

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