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    仙台定禅寺ストリートジャズフェスティバル 2008年9月13日

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2008年8月

2008年8月29日 (金)

 時々メールを頂く札幌のボイストレーナーの方からのメールで、人前で歌うことの重要性に改めて感じました。

 私は2月に初ライブをして、その後4回ほど聴き手からライブで歌わせていただきました。色々とても勉強になりましたが、自分が歌った結果に対するフィードバックを得るか、今度の練習にどう生かすかに関して思う所を書きます。

 自信があってもなくても人前で歌うという無恥というか度胸は必要ですよね。一人で歌っていても張り合いがないし、自分のどこが長所で短所かも分からないし、練習の糧にもなりません。一番いいのはセッションで自信をつけていくことでしょう。全国どこでもこういう環境がないとは思いますが、セッションがあればとにかく恥を忍んで出る。オーディションを兼ねたものがあれば、もっと緊張しますがとにかく出る。

 私もそこから始めましたが、聴衆の反応を観てると(聴いてると)ある程度分かってきます。出来がよくなければ自分が質問しなくてもほめ言葉をいただけるようになり、その回数やバリエーションが増えると自分の成長をすこーしずつ実感できます。

 最初の頃は当然ですが、自分の実力が分かりません。私も、オーディションセッションを受け始めた頃、「自分より下手なあの人が評価されて自分は落とされるのか」などと思ってました。それくらい、自己評価は難しいということでしょうね。

 でも最近は聴衆の質によって、「うまく歌えたと自覚しても拍手をもらったりほめらりたりするとは限らない」、あるいは「いつもと同じでもやたらほめられたり拍手をもらったりする」というパターンがあることが分かってきました。

 まずはっきりしてるのは、ヴォーカルセッションあるいはヴォーカル中心のセッションではほめられることが多く、インスト中心のセッションでは、同じように歌っても受ける率はすごく下がるということです。

 私も楽器を吹いてる時はそうでしたが、アドリブ命なんです。ヴォーカルがうまく歌ったところで、少なくとも当時の私は(といっても30年前ですが)感心しなかったですね。最近は、インストプレーヤーからほめられることも増えて来ましたが、傾向としてはうまく歌えてもインストプレーヤーに受ける確率は少ないです。

 そこへ行くと色々な共通する話題があることもあるのでしょうが、歌い手さんの方に受けることが多いようです。

 こういう傾向を踏まえた上で、喉の調子や選曲がどういう時に受けずどういう時に受けたかを把握して記憶しておくことはすごく必要な気がします。最初に戻ると、とにかく人前で歌うことですね。

 これは奥が深いので継続的に書いて行きます。

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2008年8月28日 (木)

行きつけに行けず

 ストレスたまってるので今日は久しぶりに私の癒しスポットである飲み屋に行こうと思って暖簾の隙間から覗いてみたのですが、残念ながらかなり混んでいたので帰ってきました。空いてたり顔見知りの常連が多いと気を使う必要もないし楽しめるのですが、混んでて知らない人が多いとこういう時には向かないので。

 ここはママさん(まさかババさんとも言えないですが)が80過ぎの女性で一人でやっている9人も入れば一杯の小さな店で、とても感じがよくて、客か店側か分からない哲ちゃんという元流しで歌ってたメチャクチャうまいオジサンの歌わせ方の仕切りもよく、とても楽しくくつろげる店です。こういう構成なので客もジジババが多く、その年齢に近づいてる自分としては、知り合いも増えてきてすごくくつろげる店です。

 なんつっても安くて、焼酎のボトルがあれば1,000円ぽっきりでその日のつまみが出てきます。つまみといってもおでんだったり干物だったり腹に貯まるものが一品はあるし、帰ってからはちょっとおにぎりでも食えばちょうどいいというくらいは出てきます。若い人には足りないでしょうが、ジジババの境地に達しつつあるこちらとしてもちょうどいい。

 これとは別にビール中瓶飲んでもプラス500円。カラオケ1曲100円とはいえ、ほとんど店で入れてくれるし、たまに奮発して俺が1,000円(10曲分)入れるーと言ったところで総額2,500円。これでもういやというほど歌えて楽しめる、まさにガード下パラダイスです。

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2008年8月27日 (水)

今日の練習

今日は久々に早く帰れたというか無理矢理早目に帰ってきたので、久しぶりにたっぷり練習できました。中低音は相変わらず調子がいいのですが、高い方が気になります。前よりは苦しさがなく声が出てはいるのですが、久しぶりに練習を録音して聴いてみると、ボイトレコーチの中西さんが言っていたように、濁る感じがあるのです。

 歌い始めた頃に比べると詰まった感じ、声が細くなる感じはなくなって、気道が開いてはいるのですが、声がクリアーではないんですね。詰まりがなくなってくると、元々隠れていた声の濁りが前に出てきて気になるようになってきたというわけです。これはこれで進歩だとは分かっているのですが、高い方まで通る透明感のある声にはまだまだ道が遠いということのようです。

 ただ、歌を久しぶりに録音したら、これは明らかによくなった感じがしました。前は自分で全然満足が行かなかったAll The Things You Areなんかが、何とか聴けるレベルになってきたかなという感じです。some dayのところでEbにジャンプするのですが、前はこの音が明らかに苦しそうでしたが、今は少しは楽に出るようになりました。大好きな曲だけにこれはウレシイ。それにしても声の道、歌の道は深く遠いです。

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2008年8月26日 (火)

FREE HUGS

 時々定期メールをいただくボイストレーナーの方のメールにあったユーチューブの映像です。送ってくれた方は、声のつながっていく歌い方のいい例として選んでくれたようです。Juan Mannというロック系のシンガーがOne Loveという曲を歌っているようで、なかなかいい感じです。

http://jp.youtube.com/watch?v=vr3x_RRJdd4

 でも、今のところは映像に惹きこまれてしまいました。FREE HUGS(ただで抱き合ってあげますよ)というプラカードを掲げたジョン・レノンに似た男声が街角に立っていると、どんどん抱いてもらいに男も女も来て抱き合うという、ただそれだけなんですが何とも微笑ましいんですね。一期一会の一つの形なんでしょうね。

 そこで歌に戻ると、やっぱりこの映像だけだとつまらないんでしょうが、この音楽がついていてこその魅力なんですね。改めて映画やミュージカルを引き合いに出すまでもありませんが、音楽の効果は大きいです。音楽自体で受けようと思っている人たちにとっては、映像の引き立て役ではいけないわけですが、どちらにしても一流のパフォーマンスでなければ引き立て役にもなれないし、ましてや歌だけで魅了することはできないわけです。

 それにしてもユーチューブは使えます。最近はまってるエンゲルベルト・フンパーディンクも、確か「My Way」で検索していてヒットして、聴いてみたらすごくいいなと思ったのがきっかけでした。

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トホホな状況

 今日朝、今の混乱状況にまた拍車をかけるような悪い話が勃発して、もう最低です。キャラクターを表示できたらムンクの叫びを表示したいです。おかげで、9月頭に予定していた旅行もキャンセルする羽目に。おまけにもう宿はキャンセル料かかってました、トホホ。

 一つ思い出しました。前の職場で一時、困って参っている時、「トホホ」と自分ではっきり発音するのが流行っていたのを思い出しました。「トホホ」って普通口にはっきり出したりしないところを、「トホホ」と言うのが面白くて、そんなに困ってない状況でも面白がってみんなやってましたね。でも、今はほんとに「トホホ」です。

 まあ、せめてこういう時でも音楽や歌をやっているので、聴いて癒されたりすることができるので救われてる、何もなかったらストレス溜まるだけなどと、なるべく前向きに考えたりしてますが。さすがに、事件勃発初日としてはこれ以上書けそうにありません。

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2008年8月24日 (日)

千住博の記事

日経PC21という雑誌に日本画家の千住博のインタビュー記事が載っていました。私はこの人の画自体は好みではありませんが、いくつか面白い観点から語られていたので書きます。

 修行時代:修行時代と言えるとすれば狭いアパートに住んで予備校教師をしながら売れない時代に画を書き続けていた時代だろうが、そこを修行時代と位置づけて過去を振り返るような言い方は自分には違和感があると言っていました。いつまで経っても修行が続くのであり、それを卒業してもう自分はえらくなったかのような捕らえかたはどうかなと。

 なるほど、これは卓見かもしれません。世間的評価とか、収入は芸術の完成度とは関係ないわけですからね。私なんか外形的にメジャーになることはありえませんが、それでも地道に一生練習していこうと思っています。

 描き続けるしかない:とにかく多くの人に自分の画を見てもらえるようになるためには、大きな舞台を目指して描き続けるしかないとも言っていました。多くの画家の卵が毎年創作活動を始めるわけですが、ほとんどの人はやめてしまうか、あるいはほめてもらえる小さな舞台に画を出してそこで満足する道を選んでしまうとも。

 評価されない中でずっと自分の描きたい画を信じて大きな舞台に出し続けることは大変な努力と忍耐力が要るであろうことは私でも想像がつきます。自分を信じて書き続けて結局ものにならなかったらどうしようという思いが歳とともに強くなってくるでしょうからね。その意味では、根拠のない自信というか自己評価の確かさということも大事なのかもしれません。

 我々アマチュアはそこまで切実に追い込まれることはないわけですが、例えばオーディションや浅草ジャズコンテストのような場所に応募し続けるというのは大事なことなんでしょうね。落ち続けても落ち続けてもね。もちろん、そのために、練習をし続けて前回より進歩したと実感ができないままだとむなしいですが。

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2008年8月23日 (土)

シナトラon DVD

 今日は疲れてるくせに浅草のセッション行ってきました。4曲歌わせてもらいました。今日書き込むと約束してたのがシナトラなので頑張って書きます。

 当然といえば当然ですが、声そのものは一番いい、しかも他の二人よりかなりいいですね。総合パフォーマンスとなると、徴収の受け方はこの時点では3人とも拮抗してるような感じですが、その順位をつけるほどの情報はありません。

 他の要素もその瞬間では相当加味されるし、どういう面を評価するかは時代で相当変わるので、聴衆の受け方は一部の要素でしかありません。結局は、時代の風化を経ていかにたくさん聴かれ続けるかということしか総合的な評価はないのかもしれません。

 いかに聴かれ続けたかということでいうと、圧倒的にシナトラでしょうね。40歳代以下の人に3人の名前を聴いたことがあるか質問したら、シナトラでさえ低い数字にしかならないかもしれませんが、あとの二人は多分もっと少ないんじゃないかと思います。

 スタンダードでも言えることですが、ある時期結構歌われていながら、その後ほとんど歌われなくなってしまった曲はたくさんあります。むしろ、そういう曲の方が多いんでしょう。でも、1920年代に作曲されたのに、いまでもたくさん歌われている曲も多いです。

 その中で、私のお気に入り作曲家のナンバーから選ばせてもらえば、ジェローム・カーンが作曲したAll The Things You Are(今日も歌いました)はその典型でしょう。コード進行がアドリブに向いているので多くのインストプレイヤーが演奏しているのは昔からよく知られていることに加え、メロディやコード感が素晴らしいので、多くの歌い手も取り上げています。

 私も最近セッションなどで歌っていて、やっと少しだけ自信ができてきたところです。多分、生涯の課題曲になるでしょう。

2008年8月22日 (金)

サミー・ディヴィスJr.

 サミー・ディヴィスJr.といっても、若い人は知らないかもしれませんね。私は30年くらい前でしたか、サントリーホワイトのCMが思い出されます。もうあの時はいい歳になっていたと思いますが、グラスでホワイトの瓶をチンチン叩きながらスキャットしてました。なかなか雰囲気のあるCMで、それまで私も知りませんでしたが、きっと名のある人なんだろうなと納得したものです。

 CDは聴いたことあったのですが、映像を長く観たのは初めてでした。3人の中ではビッグバンドのバックで歌い、ジャズ的なアプローチでしたが、あまり面白くなかったですね。というのも、途中でドラムだけをバックに何曲も歌うのですがそれが退屈でした。

 モノマネが得意で、そのところは比較的楽しめました。ただ、真似る対象の中には知らない歌い手も多くて似ているのかどうか分からず、全体的にはイマイチでしたね。

 私はやはり、歌そのもので勝負し、声のいい歌い手が好きです。今のお気に入りは、やっぱりフンパーディンクですかね。

 話は違いますが、オリンピックのソフトボールはよくやりましたねー。感動しました!

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2008年8月21日 (木)

3歌手DVD

 相変わらず仕事はヤバイですが、今日は外出先の駅でディーン・マーチン、サミー・デイヴィスJr.とシナトラの3人が出演しているDVDを買ったので、観ました。1日一人ずつ感想を書きます。

 色々あるのですが、まず感じたのはディーン・マーチンのエンターティナーぶりでした。声はいいし、ルックスは端正でありながら親しみやすい3枚目的要素もあるのですが、何といってもしゃべりが特徴的でした。英語なので内容は分からないんですが、とにかくめちゃくちゃたくさん笑いを取るんです。MCの時は10秒に一度、歌に入ってからでもコーラスの合間で30秒に一度は何か面白いことをしゃべって笑いを取る。

 観客も、歌そのものより、それが楽しくて聴いている感じでした。歌い方そのものは、私が目指している方向とは違いますが、こんなに受けるってありえるのかとちょっと驚きました。聴衆も、笑わされたくて待ち構えているので、ちょっとしたことでも大いに受けるというパターンになっていましたね。私にはとても真似できませんが、こういう喜ばせ方もあるのかという発見と、どんな方法であっても聴き手を満足させればそれはすごいことだという発見をしました。

 こういう方向が得意だし、好きだというのもあるんでしょうが、うがった見方をすると歌唱力だけではシナトラに及ばない点をカバーするために身をつけたのかもしれません。でも、結果としては成功しています。

 3人の歌手が競演する(一緒には歌わず、一人ずつ短めのステージを3回続ける)わけですが、こういう受け方をする人と競演する方はきついだろうなと思いました。それぞれ持ち味を出していましたが、最初に登場してこんなに受けまくられると続く人はやっぱりやりにくいでしょうね。もちろん、歌唱技術も含めた総合的なパフォーマンスでは、勝るとも劣ることはないにしても。

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2008年8月20日 (水)

歌詞の面白さ

フンパーディンクのヒット曲で、Release Meという曲があります。DVDでも歌ってます。DVDの歌詞表示をONにしてみたら、こんな歌詞の曲もあるのかとちょっと驚きました。

 Please, please release me, let me go. For I don't you love any more.
To waste our lives would be a sin. Release me and let me love again.
I have found a new love dear, And I will always want her here.

俺と別れてくれないか。俺はもう愛しちゃいないんだ。これ以上二人の時間を無駄にすることはないだろう。俺はまた愛を始めたいんだ。俺はもう別の愛を見つけた。いつも彼女と一緒にいたいと思う。

 など、歌詞だけ取ると、まあ都合のいいというか自分勝手というか、その前に彼女がどんな振る舞いをしたのか分かりませんが、カワイソウと思ってしまう感じの歌詞ですよね。ラブソングがほとんどのStandardの中でも、こういう歌詞の曲は見たことがありません。大体は、愛を高らかに歌い上げるか、つれない相手、不実な相手に苦しむ歌ですよね。

 ということは、国を問わず例外的な歌詞と言えそうです。フンパーディンクは若い頃から、キングオブロマンスと呼ばれ、自伝では相手の名前を出して赤裸々な恋愛遍歴を綴ったとウィキペディアでは書いていますから、そういうキャラクターを踏まえて歌を作り、歌ったのかもしれませんね。

 という具合に、歌詞を理解すると面白いんです。例えば、作曲家のリチャード・ロジャースとのコンビで名曲をたくさん生んLorenz Hartという作詞家がいます。とても繊細な歌詞を書いた人ですが、本人は色々コンプレックスもあったようで、人づきあいも下手で、酒に溺れて早死にしたのですが、そういったキャラクターも歌詞に現れていたかもしれません。以上は、ジャズ詩大全の受け売りですが、読んでいて納得しました。

 歌詞を理解することで、作詞者の人生観が分かってきたり、場合によっては時代背景や、作曲家とのコラボレーションのあり方までしのばれたりして、これはなかなか興味深いんです。

 今日は帰りが遅くて声を出せませんでしたね。早くこの仕事のドツボが終わらないものか!

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2008年8月19日 (火)

フンパーディンク再びなど

 今日は帰りが遅かったので発声練習だけ少しやりましたが、調子はイマイチでした。ただ、会社で喉がイガイガしたし無理して声を張り上げないようにしたし、何より咳払いをしないようにしました。どうしても痰が絡む感じがあると咳払いしたくなるんですが、ほとんどの場合モロに逆効果だと分かってきました。

 エヘンとやると喉頭にものすごく負担がかかって荒れてきますよね。芸大出身でボイスコーチの中西さんが、学生時代歌のレッスン時にちょっとでも咳払いをすると、先生にいちいち怒られたというのが分かる気がします。

 では、絡む時はどうするか?痰を取るテクニックを身につけているプロもいるようですが、私はできないので「何もしないで練習し続ける」です。気持ちは悪いですが我慢して声を出していれば、喉が開いているかなどはチェックできますが、咳払いして喉がやられてしまうと、それもできなくなって、無理して声を出し続けると傷めてしまいますからね。

 ところで、エンゲルベルト・フンパーディンクのDVDですが、素晴らしくて毎日のように聴いてます。ジャズじゃないということになってますが、キングコールやシナトラより私には訴えかけてきます。何ていい声なんでしょう!まあ、私の場合はまるとしばらくはそればっかりで、「アマデウス(映画)」や、「サウンド・オブ・ミュージック(ミュージカル映画)」なんて、一時は全編を毎日見てましたからね。アマデウスは50回は観たでしょう。ハハ。

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2008年8月17日 (日)

声の進歩

 昨日の練習のことを書きます。今までより明らかに高い声の響きに芯が出てきた感じがしました。今まではどうしても高い方は出るには出ても芯がなく詰ったような出方でしたが、胸声的な声の芯が出てきた感じがします。まだ、不安定だし、その声に行くまでにまだ1秒くらいかかったりはしていますが、これまでとは明らかに違うのでうれしかったですね。

 発声練習は、ロジャー・ラブのレッスンCDの「デイリー・ウォームアップ・エクササイズ(Men)」を使っていますが、その最後の「1オクターブジャンプ」で特に顕著でした。これは、始めた当初は全然思い通りの声が出なかったですが、オクターブ上にジャンプした時、鳴りがよくなってきていて、昨日は特に感じました。

 この時、明らかに喉(気道)は前より開いている実感があります。チューブが太くなり、斜めにズドンと声帯に続いてる感じ。前から、響きをよくしようと口や喉に大きな空間を作ろうとしていたのですが、喉は十分開かず、口の中しか開けられない感じでした。これだと、喉が開かないので響きがないし、口の中を無理に開けると発音が正確にできなくなっていました。ところが、最近は口の中は正確な発音ができるように無理に開けなくても、喉の奥だけを開けるということができるようになってきました。これは面白い感覚です。

 今日は、久しぶりのボイトレだったので、どう言われるかなーと思って行ったら、発声練習の時から中西さんに今日はいいですね、いい声出てますと言われてうれしかったですね。歌を歌ったら、「また、ここへきて変化してきましたね。中低音はすごくいい声になってきた」と。ただ、自分の感じとちょっと違ったのは、高音はちょっと濁るけどと言われたことですが、これは前からそうだったと思えば、中低音だけでもよくなったらそれは進歩ですよね。

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2008年8月16日 (土)

ライブハウスとPA

 最近仕事がドツボで行ってなかったのですが、たまには行こうと上野every swingのセッションに行ってきました。着いたのは9時過ぎと遅かったのですが、盆だし混んじゃいないだろうと思ってたのですが、何とこれまで見たことのない混み具合、トロンボーンだけで3人も来ていてびっくりしました。

 それでも2曲指名してもらったので、Route66とStar Dustを歌いました。喉の調子自体は中の下という感じでしたが、あんなものですね。感じたのはマイクボリュームの設定です。3回前の更新で書いたのですが、マイクの平均ボリュームがバックと比べて同じ大きさで聴こえるとすると、マイクを口から離したりくっつけたりできるのですが、セッションの場合は歌い出してみるまで分からないことがほとんどです。

 今日は、Route66を歌い始めた時、マイクがOffになってるのかと思ったぐらい声が入りませんでした。途中から、いつもより口に近づけたら思い通りのボリュームになったのですが、これが難しいですね。自分のソロライブならリハもできるし、バックの音量に対して平均ではこのくらいがちょうどいいボリューム目盛なので、それをマイクと口の距離で調整することができます。
 
 ところが、セッションや2人3人で出演するライブとなると自分の声量だけでボリュームを調整するわけにはいかず、結局「店のマイクボリュームのデフォルト」ということになります。これ自体は仕方がないことです。ただ、難しいのは次の2点です。

 マイクのボリュームセッティングがそもそも自分の声量と合わないことがあります。前に歌った人が随分声量があるなあと思っていて自分が歌ったら、大きすぎてボリュームを下げないととても聴いてもらえないと分かった時。これは、1曲歌ったら下げるしかありません。

 もう一つ、ボリュームの問題が解決できたとしましょう。平均的自分の声量に合わせてPAのボリュームを調整し、中央値はこれだなと。でも、声はボリュームを上げないけどPAで明瞭に聴いて欲しいときにはマイクを近づける。声はボリュームを上げるが、割れないようにしたいときはマイクを離すということになりますが、この近づけ具合、離し具合は、その店や会場のPAにすごく依存するんですよね。ちょっと離しただけで具合よくボリュームが小さくなる店もあれば、逆の店もあるんです。

 あ、また書きすぎてしまった。おやすみなさい.

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2008年8月15日 (金)

アレンジを演奏することの面白さ

9月の仙台のJSFにはバンドで出ます。普段はセッションでもライブでも譜面を持っていってのぶっつけ勝負で、ライブの場合は多少練習する機会もありますが、それでもイントロやエンディングをラフに決めるだけでアレンジやアンサンブルは望めません。

 でも、今回は一応レギュラーバンドしての出演なので、アレンジのキメを作って(ほとんどギターの高橋君が考えてくれましたが)、それを練習で合わせることに集中しています。やはりハーモニーやユニゾン、フィルイン、ブレイクなどが決まるとそれなりに聴こえますからね。

 ボーカルはアンサンブルの部分は参加しませんが、アレンジに凝るとイントロ、エンディングでの入り方はちゃんと数えたり慣れておかないと無様なことになるので、しっかり頭に入れておかないといけません。今回の練習でも最初のうちは失敗もしましたが、譜割りを書きながら皆で確認して進めたりするのが楽しかったですね。考えてみればジャズ研の時は、へたくそなくせにアドリブ命みたいにいきがっていましたから、こんなにちゃんとキメを練習しなかったですね。逆に、アドリブだけでは人に聴かせられない分、他の要素で頑張らないといけないんですがね。

 アレンジで間違わないようにすると、歌詞が飛んだりするので、すべての要素に目配りするのは大変ですが、本来こういうものですし、普段のセッションなどでは味わえない楽しみという意味ではとても貴重な経験をしてると感じます。

 JSFではスキャットは最小限にしようと思っています。9曲予定しているうち8曲を歌うので、スキャットを多めにやると他のメンバーとのバランスが取れないですし、限られた曲でしか聴かせるスキャットができないのが分かってきたので。

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2008年8月14日 (木)

歌い手の才能

MIXIのコミュニティで歌い手にとっての才能ってあるんでしょうかという話題が出ていました。

 私が思うに、もともと地声がいい、響きやすい声をしている(物理的にいうと、声帯や気道が、「いい声」を出せる条件を持っている)、あるいは肺活量がある、などの物理的条件は確かにあるのでしょう。例えば、こないだ亡くなったオペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティの声なんて、「神に愛された声」というたとえ通り、one and onlyの素晴らしさだと思います。

 ただ、パヴァロッティと同じ声を出せるはずもないし、真似しようとしても意味がない。我々凡人にとっては、声帯や気道の物理的な条件とは違うところで何とかするしかありません。

 少しずつですが上達感がある私の練習経験からいうと、生まれ持った喉の条件というよりは発声練習をいかに継続するかと、発声練習時にいかにたくさんの点に気がつくかという点が上達を左右するように思います。

 まず、毎日に近いペース(私は週5~6日)練習するとけっこう驚くほどのペースで声が響くようになることは自分の経験から言えます。これは、自分の声がどれだけ好きかということにもよるでしょうが、「努力する才能」という奴に関係しているかもしれません。

 もう一つの「練習法と結果の変化」をしっかり捉えられるかの方が重要かもしれません。これまでにも書いてきましたが、練習していると必ず耳は変化を捉えます。「いつもより響きがいい」「悪い」「高い方が出る」「出ない」「喉が開いている」「締まっている」などなど。あらゆることが起きます。

 その時に、直前まで歌っていた状態を言葉にして記憶して、「こういうイメージを持っているとき」あるいは「喉でこういう感触があるとき」は、こういう声が出るんだという関連づけるのが大事だと思います。なぜ調子がいいのか(悪いのか)、分からないこともありますが、段々調子がいい時と喉の状態の因果関係が分かるようになってきます(天気は別ですよ、影響大きいですが)。

 それが知識となって、次の練習方法にもつながると思います。こうした点にいかに気づくかの方がアマチュアシンガーにとっては大事なのかもしれません。

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2008年8月13日 (水)

今回の合宿と喉の調子

今回の合宿は日曜日5時間、月曜日6時間というマラソンで、声を出していた時間は正味1/4くらいでしょうが、けっこう今までの練習やリハの中では長時間でした。これまでなら、途中で喉が痛くはならないまでも腫れてきたり疲れてくるのが分かったのですが、今回はなりませんでした。

 というのも、1 練習中といえども喉を開けて無理な声を出さないようにしようと途中で気がついたことと、2 声のボリュームはPAのボリュームとマイクとの距離で調整すればいいことに気がついたからのようです。あと、夏なので水はたっぷり取りました。

 1 一人で練習する時は無理して声を張り上げることはあまりなくなったのですが、本番でなくてもバンド(6人)が集まるとどうしてもいいとこ見せようという意識が働くのか声を張り上げてしまう傾向がありました。特に、響かない音場でやるときは喉に負担かけてましたね。

 今回は、途中でふと、練習のように喉を開けて歌おうと気がつき、それを実行したら、それから喉がきつくならず、しかも声はむしろ出ましたね。バンド練習でもリハでも、もちろん本番でも、どんな時でも喉を開けて歌うことを心がけようと思います。それと、痰がからむ感じがする時の咳払いもできるだけしないようにしたので、今まで陥ってたスパイラルにならなかったです。

2 マイクのボリュームも気をつけました。特にドラムが入るとどうしても負けずに声を張り上げたくなりがちなのですが、今回はその分をPAのボリュームで調整しました。中くらいの声量の時に口から3~5センチマイクを離してちょうどいいくらいに調整し、どうしても声量が落ちる低音域はマイクが口に触れるくらいにして、ある程度響きがよくなる上のCからFくらいは、マイクを口から10センチくらい離すという風にしたらうまく行きました。

 という具合に、少しずつノウハウはたまってきた感じがしますが、仕事のドツボで発声練習がほとんどできなくなってしまったので残念です。

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2008年8月12日 (火)

合宿

昨日今日と、福島県の原ノ町で合宿しました。メンバーの一人がそこに住んでいて全員を泊めてくれtので、町営施設のスタジオ(1h500円)を借りて延べ8時間!、仙台JSFに向けて練習してきました。

 ジャズはスタンダードという素材があって、コード進行さえあれば楽器ができるメンバーであれば、アンサンブルやアレンジがなくてもそれなりにできてしまう部分があるのですが、せっかく1年に一度の、しかも初舞台なので、メンバーの一人がアレンジを考えてくれてそれをもとに全員で合わせるというのが練習の中心になりました。

 思い知らされたのが平均年齢50歳のメンバーの記憶力減退。楽譜をもとにこう演ろうとうちあわせをして合わせてみて、一応できたという感じになっても、次に何曲か演るとすぐ忘れてしまう。練習終わった後打ち合わせても酒を飲むとまた忘れてしまうといった具合。自分たちの体たらくが分かってきたので、決めたことは必ず楽譜にメモしたり、ホワイトボードに書き出して全員がそれを携帯で撮影して確認したりしました。

 アンサンブルはヴォーカルは直接参加はしないのですが、歌の入り方が難しいところがあるし、エンディングの繰返しがあるとそれをちゃんと記憶しないといけないので、けっこうプレッシャーです。最後の練習に自分だけ参加できないので、個人練習でしっかりしとかないと。楽器が一人間違えても周りの楽器がしっかりしていれば何とかなりますが、ヴォーカルが入り方を間違えたりすると空中分解してしまうので。

 夜は泊めてもらったメンバーの家でイタメシを作り、皆に食べてもらいました。7人分も作ったのは初めてでしたが、うまいと言ってくれてうれしかったです。飯食って飲んで酔っ払ってからまた歌ってしまいました。

 楽しかったけど、私だけ休みは今日だけで明日からまた仕事。。。トホホ

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2008年8月 9日 (土)

ストレンジャー・イン・パラダイス

明日明後日は、仙台定禅寺ストリートジャズフェスティバルに向けての合宿なので、更新できないと思います。このイベントは、大学のジャズ研の仲間で集まって出てやろうと昨年応募して残念ながら落とされて、今年初めて出られることになったものです。この時に集まって練習し始めた(昨年春)のが歌い始めるきっかけになったので、感慨深いですね、あの時「お前も2,3曲歌ってみないか」と誘われなければ間違いなく今歌ってなかったでしょう。

 大学が仙台でしたし、ジャズ研仲間としては軽く出られるみたいよという乗りで練習を始めて応募したのですが、昨年は落ちて悔しかったですねー。それでも、どこか人前でやらないとということで福島県のいわき市で毎年やっている「いわき街なかコンサート」というのに出られたので雨の中演奏してきました。調べてみると、こういうアマチュアでもエントリーできる街中コンサートはかなりそこら中にあるんですよね。

 その中でも定禅寺ストリートジャズフェスティバル(JSF)は走りで、毎年規模がでかくなって、去年は二日間で800バンドくらい出たそうです。ジャンルはジャズに限らないというより、ジャズは1/3くらいで、後はロック、フォーク、アコースティックなど何でもあり。今から楽しみですが、メンバーが離れたところに住んでいて練習不足なので、明日明後日は貴重な合宿です。

 集まって演奏するのはもちろん楽しいんですが、ジャズを肴に五十路のオヤジ6人でぐだぐだ飲んだり合宿したりするのがとても楽しいんですよね。

 このネタだけじゃ淋しいので、最近いいと思った曲を一つ。「Strenger In Paradise」という曲を、エンゲルベルト・フンパーディンクがDVDで歌っていてすっかり気にいってしまいました。もともとはロシア人作曲家のボロディンが書いた「ダッタン人の踊り」をアレンジしたものですが、フンパーディンクは曲のよさを最大限に引き出しています。ジャズ風にやれるかどうか分かりませんが、チャレンジしてみようかな。

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才能と歌

 最近仕事がヤバくて帰りが遅いのですが、ブログを書くことは何とか続けていこうと思っています。それと、MIXIで面白いトピックが立ったりすると、つい長めに書いてしまい、自分のブログを更新する時間がなくなったりします。

 どうしようかなーと思っています。MIXIであるテーマについて書いて、それと違う話題を自分のブログで書くというのは、今の状態では無理なので。。。

 とりあえず今回は、MIXIで書いた原稿をそのまま載せます。トピックを書いた人の問いかけは、歌っていく上での才能とはほんとうにあるんでしょうか?といった内容でした。

今回は芸がないですが、投稿内容そのまま載せます。
場所は
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=33723572&comment_count=32&comm_id=270909

 mixiは招待しないと見れないのかな?
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賑わってますねー。「才能」があるのなら練習それなりでもいい歌を歌えるのか?逆に「才能」がなくても頑張って練習を続ければ同じようにいい歌を歌えるのか?いいテーマだと思います。私の体験で言えることを書きます。

 およそ30年前ジャズ研で4年間テナーサックスを吹いていました。指はそれなりに動きましたが、音が悪いと皆に言われこんなに練習しているのにと悔しい思いをしながら練習を続けましたが、結局音はよくなりませんでした。

 その後ずっとブランクがあり、1年前から歌い始めました。もちろん最初は大したことなかったですが、歌っているうちに声が体の色々なパーツで響き始めて来たので、これは向いてるかもと思って歌っているとかなり変わってきました。

 昨年秋からボイトレに通い始めたら、またこれで劇的に変わってきました。ほぼ毎日発声練習を続けてきましたが、自分でも半年前とは全く違うと分かります。明らかに自分が歌に向いていることと、練習の成果が出ていることは実感します。

 自分の場合、大学時点でテナーサックスに向いていなかったのは事実です。これは断言できます。あれくらい練習しても全然音はよくならなかったですからね。今思うのは、この調子じゃテナーサックスを吹き続けていてもダメかもと見切りをつけて別の楽器(歌は全く考えていませんでしたが)に転向したらどうなったかとは思います。

 「才能」と言ってしまうと、あるかないかは自分では分かりませんし、人も言ってくれません。私が思うのは、ある程度今のやりたいことを色々な方面からチャレンジして、1、2年経っても上達感が生まれなかったら、それは才能かどうか分かりませんが、「向いてないかも」と思って別の道での表現を考えた方がいいかもしれないということです。

 今のアプローチがうまく行かない時どうするか?練習し続けていけば何とかなると考えて私は失敗しました。そして、全然違う達成感がある別の道を見つけました。私のやりたいことはジャズを通じての自己表現だと今は分かったので、とても充実しています。才能は自分で分からない以上、もし一定期間頑張ってもうまく行かなければ自分のやりたいことを別のアプローチでトライするというのが、時間を無駄にしたかもしれない私からのアドバイスです。
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2008年8月 8日 (金)

高音域の発声法

 ロジャー・ラブの教則本ではチェスト、ミドル、ヘッドをこう説明しています。
・チェストボイスは声帯の長さの全部が振動している
・ミドルボイスは声帯の半分は完全に閉じて振動せず、残りの半分が振動している
・ヘッドボイスは声帯の長さの3/4が閉じていて、1/4が振動している

 これを図入りで説明しています。これを見たときは目から鱗が何枚も落ちた気がしたものです。

 ファルセットについて、「ヘッドボイス」と思っている人も多いが、ファルセットは声帯がほとんど合わさらなくなって、たくさんの空気がその間を通過している状態」と書いています。しかも、ファルセットの練習を最初からするとミドルボイスを獲得できにくいとも書いてます(私に関する限り、ファルセットで音階練習してから歌を歌うと明らかに声帯コントロールしやすくなっていると感じるので、これは疑問なんですが)。

 ですが、私のボイスコーチの中西さんも含めて、チェストやヘッド(ミドルではなくミックスという場合も多いですが要は中間ですね)の違いは、響かせる場所の違いだという説明も日本では多いようです。チェスとは胸で響かせ、ヘッドは頭で響かせるとういことです。

 この二つの考え方の違いに悩んでいます。といっても、練習法や発声法で困っているということではないんですが、頭でイメージできた方が低い方から高い方までうまく使い分けられそうな感じはしますよね。

 チェストとヘッドを、声帯が閉じて振動している部分の長さだというラブの説明は今でも納得できます。チェストとヘッドの違いを響く場所だけで説明するのは、物理的には無理があるような気がします。高い方を出すときほど、響く場所を意識した方がいいというのは分かりますが、響く声・いい声、響かない声・悪い声をサンプルとして聴かせてくれる場合もありますが、やはり声帯そのものの状態も変わっているのではと感じます。

 ある周波数から頭蓋骨が響き出す(あるいは響かせる)というのはイメージしにくいんです。

 ただ、書いているうちに思ってきたんですが、声帯が合わさっている部分の長さに加えて、気道の形を変えて共鳴の仕方をコントロールすることが、高音域ではより重要になってくるということは言えるような気がします。これが頭で響かせる(ヘッドボイス)ということなんですかね?

 それと、換声点という言葉を使う人もいますが、これはもっと分からなくて、チェストとヘッドが全く違う発声法に基づいていて、その変わり目を分かりにくくするためにテクニックがあるというようなイメージがあります。ただ、私は換声点とやらを全く意識していません。発声練習を始めた頃は高い方(ミドルボイス)はどうしても詰まったような苦しいような感じがしていましたが、今はがなったり叫んだりするような出し方をせずに、それでいて声に一定の「芯」が出てきたように思います。どこかで変わり目があるという意識は全くありません。

 今回は???ばっかり書きましたが、自分のイメージしやすい教え方に則って練習していけばいいと分かっても、「誰か統一してくれー」と言いたくもなります。

Jvocal

2008年8月 6日 (水)

クラシックのテクニック

ちょっと昨日の補足を。クラシック音楽の歌手は、どんな母音でも「お」に近い発音にして響きをよくしているようだと書きました。ボイトレコーチの中西さん(芸大声楽家出身)から教えてもらった情報です。

 クラシックの歌手は、常に口を縦方向に開けて歌おうとしています。テレビでオペラなどを観る機会があれば気をつけていると分かりますが、唇の形が常に縦方向に長くなっています。歌い手によっては不自然に見えることもあって、クラシック声楽家の演奏会に行った時、一緒に行った友人が「歌ってる時の口の形がニョーッと縦に長く不自然なのが気になった」と言ってました。

 でも、それくらいクラシックでは発声メソッドが確立しているということなんですよね。何せ、マイクなしで数千人収容の会場に生声を響かせなければならなかった時代に考え出されたテクニックですからね。

 ただ、音大などでクラシック発声法を学んだ人がジャズやPOPSを歌い始めようとすると意外な難しさに直面するといいます。特に女性は、クラシックでは全く胸声(地声)を使わない歌い方をするので、ジャズやPOPSに必要なパンチ感が出U、トレーニングをし直す方もいるようです。

 では、胸声(地声)を使わないというのはどういうことか。私は男であることもあり、これが難しくてよく分かっていません。声帯の閉じ方による違いというアプローチ(あるいは説明)と響かせる場所(胸声or頭声)というアプローチがあるようなんです。

 これは大きなテーマです。続きは明日。それにしても仕事はメチャしんどいのに睡眠時間削っても最低限の練習とブログ更新はやめられませんね。体に悪そうですが。

Jvocal

気道の開け方・スピード

 喉の奥を開けて歌いなさいとよくいいます。私は、チューブというイメージをしやすい気道という言葉を使っていますが、実は母音によって気道の形はかなり変わるようです。例えば私のイメージするところによると、「い」の時には舌根のあたりは横に広く縦方向はつぶれていて、「お」の時は断面積が円形に近くなっているようなイメージがあります。

 クラシックの歌い手は、「あ」「え」「う」などの母音でも、なるべく喉が開きやすい「お」に近い発音をするように指導されるようです。とにかくクラシックは喉の奥(特に軟口蓋を上方に極端に上げる)を開けることにとことんこだわっているみたいです。

 クラシックのように母音自体を「お」に近づけたりすると、ジャズの場合は歌詞を正確に伝えられなくなってしまうので同じことはできません。私は、唇と歯の付近では母音の基本の形を崩さず、喉の奥だけを開けるという意識を持っていることが多いようです。

 ロジャー・ラブの発声練習の中に、1オクターブジャンプというのがあり、最初のうちはうまくできませんでした。下のドは出てもオクターブ高いドになると、ある音域からは途端に出なくなり、無理して声を張り上げて喉を痛めて、その後歌の練習ができなくなることもありましたが、最近ようやくオクターブ上の方も苦しくなく出るようになってきた感じがします。

 以前は、オクターブ高くなった時、喉の奥を開けることがうまくできなくて、あるいは開いた状態になるのがわずかに遅れて響きに不満が声しか出ず、それが不満なので声を張り上げていた感じがします。ですが、最近では前より短時間で(多分0.5~1秒くらいだと思いますが)、喉の奥が望ましい状態になるので、声を張り上げずに住むようになったかなという感じです。

 このとき大事なのが、気道のどの部分がどんな断面の形をしているか、気道がどんなカーブを持って声帯につながって行ってるかというイメージを持つことだと思います。前にも書きましたが。

 声帯や気道を望ましい状態にすることが最初は当然できないのですが、できるようになり初めた時期は、その変化に時間がかかるのだと思います。練習していると、それが短い時間で変えられるようになり、そうなると歌全体のパフォーマンスはかなり上がるんじゃないでしょうか。

Jvocal

2008年8月 5日 (火)

高い方が出るように

 このところずっと仕事ドツボのおかげで発声練習ができなかったのですが、今日は久しぶりにやりました。すると、これまでになく高い方の声質が軽く、よくなったような気がしました。発声練習には、ロジャー・ラブの教則本についているCDを使っているのですが、今までは一番高い方は出ても苦しげな感じがつきまとっていましたが、今日はほとんどそういう感じがなく、気道が開いたまま声帯はうまくコントロールできて、声質も明るかったように感じました。 

 こういう、あれっ何だか今までにない声が出てるという感じは2ヶ月に一度くらい来る感じです。前回は、On The Street Where You Liveの最高音であるDの響きが明らかにそれまでと違って朗々という感じになってうれしかったのを覚えています。その後練習を続けていくと下には戻らないですね。こういうことがあると、練習し続けてよかったーと心から思いますね。

 ここ1ヶ月くらい、歌っていて変化を感じたのはAll The Things You Areでした。最後から7小節目のEbがかなり楽に出るようになって、最後から3小節目のFもミドルボイスっぽく澄んで出るようになってきた感じがします。歌い始めた4ヶ月くらい前には人前で歌えないレベルでした。

 高いほうが少しずつ出るようになってきたことに加え、低い方は出る時は出ますが波が大きいので、キーを見直そうと思っています。フンパーディンクも高い方が素晴らしいのでそれにも影響受けました。

2008年8月 4日 (月)

フンパーディンクのDVD

よく駅でやっている輸入物DVDの販売コーナーで、前にも書いたアメリカのエンターティナー、エンゲルベルト・フンパーディンクのライブものがあったので即買いました。

 いやー、実に素晴らしい。ラスベガスとロンドンのライブで、ジャズファンの目から見ると時に演出過剰なところもあるかもしれませんが、聴衆を喜ばせるためにできることは何でもやるというアメリカショービジネスの考え方が出ているのだと思うので、私はほとんど気にならずむしろ考え方として参考になりました。

 そして歌は掛け値なしに素晴らしい。これは1999年と2003年のパフォーマンスのようですが、この人は1936年生まれなので、それぞれ63歳と67歳の時ということですが、まず声は相変わらず素晴らしい。若い時の音源と比べるとパワーは少しだけ落ちているかもしれませんが、この人独特の声の輝き、甘さは変わっていなくて、いぶし銀のような渋さがちょっとだけ加わっていて引き込まれます。ちなみに、72歳の今も現役で公式ホームページを見るとたくさんスケジュールが入っています。http://www.engelbert.com/tour.html

 フンパーディンクはジャズシンガーと呼ばれることはありませんが、ジャズシンガーと呼ばれるシナトラやキングコール、あるいはもっとコアであるメル・トーメやジョニー・ハートマンとの違いは何なのでしょうか。
◎ストリングスでうたうか、ビッグバンドやピアノトリオ中心のコンボをバックに歌うか?
  →シナトラのキング・コールもストリングスでの録音が多い

◎スキャットをするかしないか?
  →男声シンガーでスキャットするのはメル・トーメくらいですか

◎選曲が違う?
 このDVDにはいかのようなスタンダードが入っています。
 ・Love Is A Many Splendored Things
 ・Stranger In Paradise
 ・The Shadow Of Your Smile
 ・Secret Love
 ・Too Young
 ・When I Falling In Love
 ・Smoke Gets In Your Eyes

 若い頃はStar Dust(これが絶品でした)も歌っていました。こうしてみると、キングコールなどの選曲とほとんど変わりません。

 してみると、フンパーディンクがジャズシンガーでなくてシナトラやキングコールがジャズシンガーである、などという分け方が意味なく思えてきます。要は、歌を通じたエンターテイナーという意味では同じなんじゃないでしょうか。コアなジャズファンは聴いて来なかった思いますが、是非お勧めします。まずはyoutubeでどうぞ。Engelbert Humperdinckで検索すると、若い頃のから最近のまでいくつも聴けます。

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